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2023年10月05日 [渋谷区の経営コンサル]

定年前と定年後

定年前と定年後(石山恒貴著)を読んで感じたこと。

 現在日本企業の職場の3割が、55歳以上で占めています。今後はより一層高齢化傾向により高齢者の占める割合が増えていくとみられています。一方で高齢者に対する偏見(エイジズム)は、いずれ自分が偏見を持たれる側に変わることで、結局偏見をもつと一番損をするのは自分自身として跳ね返ってきます。
 高齢者側では、年齢と幸福感の関係がU字カーブを描くという説があり、意外と幸福感があるものです。これは加齢により喪失するものが増え、また寿命も短くなる意識の中で、自身の重要なもの・価値のあるもに絞り込み、それに適応することで個人的に意義のあるやり方で仕事をするようになる、つまり職務の再創造につながっているからです。
 イギリスの研究には、上層部から一方的に命令され権限もない職務は、健康に悪影響があり死亡率も高まる。つまり権限移譲されない働き方は寿命も左右することにつながります。企業側としては高齢者に対しても権限移譲することが見直されています。
 高齢者が楽しく働く姿・職場は、現役社員の将来の姿でもあり、現役社員がその姿を目のあたりにし、自身の定年後の働き方に希望を持つことができます。安心して働けるようになるのです。
 70歳までの雇用確保が努力義務になり、今後義務化に向かう中で、少子高齢化による若手社員不足は、より高齢者を戦力化する課題が顕在化してきています。この本の中に盛沢山のヒントがあります。

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